現代に帰還したロニキス達は、艦で 血清を合成した。そして、完成した大 量に培養された血清は惑星ロークに無 事届けられた。 <!クラトス ミリー 「ドーン! ドーン 「・・・お、俺は・・・? ラティ 「助かったのさ。 ドーン 「そうか、やったんだな。 ラティ 「ああ、これでみんな助かる。 ドーン 「よし、それじゃああのオルゴールは 返してもらおう。 ミリー 「なによぉ、あれはあたしがもらった の。 ドーン 「はは、いいよやるよ。 <!メトークス山 ドーン 「そういえば、春はもうすぎていた な。 ラティ 「ああ・・・。 ミリー 「お別れですね。 イリア 「ええ。 ロニキス 「未開惑星保護条約に関しては気にし なくてもいい。君たちについてはすで にそういうレベルの問題じゃないし、 それに・・・ ミリー 「それに? ロニキス 「どうせ誰も信じないだろう。 ラティ 「そうですね。 ロニキス 「じゃあ、私達はここでお別れだ。 もう会うことも無いだろう・・・。 イリア 「じゃあね。ミリー、ラティ・・・。 <!連邦 ロニキス 「提督、どういうことですか? ベイズ提督 「そういうことなんだよ、大佐。 ロニキス 「なんてことだ。 提督 「惑星ファーゲットの偵察艦を名乗る 艦が突如連邦領域内に姿を現わし、 降伏を求めてきたのだ。 ロニキス 「それが例の第三勢力なんですね? 提督 「うむ。 提督 「我々は作戦スターダストを行うこと に決定した。ロニキス大佐、君がこの 任務を担当することになる。 ロニキス 「我々がこれを・・・。 提督 「彼らの偵察艦が急に現れたところを 科学班に調べさせたところ、あそこに ワームホールの存在が確認された。 そこを通ればファーゲットにたどり着 くことができるだろう。 ロニキス 「・・・・・。 提督 「実はファーゲットは今、 ファーゲットでも禁止されている 人間の遺伝子操作による超人類ジエ・ リヴォースによる独裁になっており、 今回の侵攻もほぼ彼の強制的な命令に よって行われている。 ロニキス 「はい。 提督 「ファーゲットでのジエ・ リヴォースの支持率も低く、反対派も 非常に多い。 ロニキス 「なぜ、提督はそれほど ファーゲットの情報を? 提督 「その反対派が極秘裏にジエ・ リヴォースの暗殺を依頼してきたの だ。 ロニキス 「え? 提督 「今回のファーゲットの連邦侵略は、 ジエ・リヴォースとその側近、そして ファーゲット軍しか賛成していないん だよ。 ロニキス 「なるほど・・・。わかりました。 提督 「タイムゲートは使っても構わん。 ロニキス 「しかし、タイムゲートを使っても 武器は持ち込めないし、暗殺目的では タイムゲートはくぐれないでしょう。 提督 「いや、違うことにつかうんだ。 <!カルナス イリア 「どうでした? ロニキス 「どうやら再び彼らの力を借りなけれ ばならないようだ。 <!ローク ミリー 「ロニキスさん! ロニキス 「やあ、もう会うことも無いとか言っ ていたが・・・。 イリア 「あなた達の力を貸して欲しいの。 ラティ 「どういうことですか? ロニキス 「・・・・・・というわけなんだ。 <!カルナス <!加入キャラクターのみセリフ> シウス 「よう! ヨシュア 「ラティさん、それにミリーも。 元気そうでなによりです。 マーヴェル 「また会えてうれしいです。お元気で したか? アシュレイ 「久しぶりじゃの。精進は怠っておら んじゃろうな? フィア 「・・・。 ティニーク 「・・・。 ラティ 「みんな・・・! ミリー 「でも、いいんですか? イリア 「今回は連邦提督のお墨付きよ。 つまり、それほどの緊急事態というこ となの。 シウス 「今度は俺たちが力を貸す番さ。 行こうぜ、もうひと暴れしてやるさ! </!> <!誰もいないとき> ロニキス 「それではファーゲットに向かおう! </!> <!ファーゲット イリア 「敵が! ロニキス 「どういうことだ!?着陸場所が敵に 知られているなんて! <!強制戦闘 ラティ 「どうするんですか? <!強制戦闘 ファーゲット兵 「周囲は全てを封鎖した。お前たちは 囲まれている、無駄な抵抗はやめろ。 <!リヴォースタワー イリア 「あなた達は? ??? 「私はイヴィーナ。反リヴォース派の リーダーです。 ロニキス 「あなたが・・・。私は連邦の ロニキス・J・ケニーです。 イヴィーナ 「知っています。でも、なぜローク 人を? ロニキス 「彼らはちょっとした理由で我々と 一緒に行動しました。その時から私は 彼らの能力を高く評価しており、 今回の任務には欠かせないと判断しま した。 イヴィーナ 「わかりました。では一度街へ・・ ・。 ロニキス 「いえ、できればこのまま一気にジエ ・リヴォースの所まで迫りたい。 イヴィーナ 「え? ロニキス 「チャンスは今しかありません。 イヴィーナ 「・・・わかりました。では1階まで 案内いたします。 ラティ 「あ、ちょっと待って下さい。そもそ もジエって何者なんですか?そいつが みんなを不幸にしたげんきょうと一言 で言われても、その理由すらハッキリ 聞いていないんです。 イヴィーナ 「・・・私は、みなさんにあやまらな ければならないのかもしれません。 ラティ 「え? イヴィーナ 「私も決して全ての話に無関係では無 いからです・・・。 イヴィーナ 「ファーゲットは水も緑も、資源にと ぼしい荒廃した惑星です。 「人々が生きていくために 「人々が生活していく新天地を探すた めに 「私たちは空間理論と遺伝子操作の 研究を長い間行ってきました。もとも と私はその研究機関で働いていたので す。 「すくなくとも私は人々のための研究 だと教えられていました。ですが 真実は地球に侵攻するための、 生体兵器の開発が目的だったのです。 イヴィーナ 「真実を知って私はそれをそしするた めにレジスタンスに入ることを決意し ました。 イヴィーナ 「ジエはその遺伝子の研究過程で生ま れたゆいいつの成功体、強じんな肉体 と知能をあわせ持つ超人類と呼べる 存在です。 イヴィーナ 「しかし本当に危険なのは彼の 遺伝子に組み込まれた、地球に対して 向けられた破壊の本能ではないでしょ うか・・・。 ロニキス 「破壊の本能? イヴィーナ 「はい。ジエは反乱を起こし 独裁体制を作り上げましたが、その 時に研究者たちをざん殺してしまいま した。ですがその研究者たちの狂気の 思想はジエの本能に組み込まれている のです。それはもちろんジエ本人は気 づいてないことでしょう。 イヴィーナ 「私たちは自らが引き起こしたあやま ちを清算するために、彼を倒さなけれ ばなりません。ですが私たちにはその 倒すための力が足りず、被害者である あなたたちの力を借りなければならな いというのが現実なのです・・・。 ラティ 「・・・わかりました。行きましょ う! イヴィーナ 「それでは途中まで案内いたします。 イヴィーナ 「ご武運をお祈りしています。 <!最上階 ジエ 「貴様ら。私のやることをとことん 邪魔するつもりらしいな。 ラティ 「当たり前だ!!おまえのやることは 人々を苦しめることだぞ。 ジエ 「なに!?本当に人々を苦しめている のは連邦のほうだ! ロニキス 「何だと!?連邦のどこが人を苦しめ ているというんだ? ジエ 「無理やり、連邦という社交クラブに 入らせ、資源を奪い、人々を奴隷とす る、それのどこが苦しめていないとい うんだ!? イリア 「無理やりなんかじゃないわ。ちゃん と合意の元よ、それに資源も奪ってい るわけじゃないし、奴隷なんかもして いないわ。 ジエ 「合意?あんなに強大な武力を携えて 惑星まで行き、のど元に武器を突きつ け、その状態での話し合いが公平とい えるのか? ロニキス 「別に、武器を突きつけてるわけでは ない。それはおまえのゆがんだ解釈 だ。 ジエ 「ふん、おまえらのような官憲のイヌ じゃわからないのさ。そして、我々の ように苦しめられているものの痛み が!!! ロニキス 「それは、お前の被害もうそうだ。 だからといって侵略をしていいわけは 無い。 ジエ 「強者の理論だな。おまえらとは話を していても無駄なようだ。死ね ジエ 「く、くそお・・・!ムーアの末えい どもがそろって邪魔をしやがって!! イリア 「ムーアの末えい?! ジエ 「くっ、ははは!やはり何も知らずに ここまで来たのか。 ジエ 「・・・連邦のサルどものことは知ら ん。だが、もとをただせばローク人と ファーゲット人は同じムーアの血でつ ながっているんだよ! ジエ 「・・・地球から異変によって 異空間にとばされたムーア人の中で 奇跡的に生き残った者たちがたどり着 いた先は、惑星ロークとこの荒れ果て たファーゲットだったのさ! イリア 「やっぱり・・・パージ神殿の ホログラフィはそういう意味だったの ね・・・。 ジエ 「まあそんな人種がどうした、という 話などしても無意味だ。ローク人だろ うが、ファーゲット人だろうが、 ましてや造られた化け物だろうが・・ ・! ジエ 「だが俺は、そんなことも知らずに えい華を極めたかのようにヌクヌクと 生きてきた地球人だけは憎くてしょう がないんだよ! <マーヴェル加入時> ジエ 「ほう・・・・・そこの女。 ジエ 「その服装から見るとローク人のよう だな。だが、惑星ロークのムーア 人は絶滅したのではなかったか? ジエ 「おまえの存在は興味深いな。 フフフ。まあいい、こいつらを皆殺し にした後ゆっくり調べてやるさ。 </!> ジエ 「今度は手を抜かんぞ!貴様らがいか に無力な存在かを思い知らせてやる! <!強制戦闘 ラティ 「やったか? ジエ 「・・・く、これで終わったわけでは ないぞ。ふふ、私のような者が必ずま た現れる。そ、その時をたのしみにし て、い、いるんだな・・・。 ロニキス 「イヴィーナが、ジエをつき動かして いるものが遺伝子に刻まれた破壊の 本能だと言っていたが・・・。 ロニキス 「私がこの男の中に見えたものは、 自らを造りだした者と自分自身に対す る純粋な憎しみ・・・。 イリア 「それに、悲しみ・・・? ロニキス 「ああ。終わってみれば、この男もた だのひがい者だったんだ・・・。 <!惑星ストリーム ラティ 「みんな、本当にありがとう・・・。 ペリシー 「私たちずっとみんなとトモダチだ よ? アシュレイ 「なさけない顔をするでない。もう2 度と会えないってわけでもないのじゃ ろう? <!ヨシュア不在時> マーヴェル 「みなさんお元気で、私はみなさんの ことは決して忘れませんから・・・。 </!> シウス 「しけたツラすんなよ。2度と会えな いってわけでもないんだろ? シウス 「俺はおまえたちと一緒に旅ができて けっこう楽しかったぜ。お礼なら逆に 言いたいくらいさ。 フィア 「ラティ、元気だしな。・・・でも、 自分たちの住んでいる場所が・・・ フィア 「いかにちっぽけな所だったのか、 こんな世界があるなんてな・・・。 ヨシュア 「よい経験をさせてもらった、と言っ てはなんか優等生ですけど、 ヨシュア 「みんなと出会えたことが自分にとっ て本当の実りだったような気がしま す。 ミリー 「さようなら・・・みんな・・・。 <!シルヴァラント> マーヴェル 「兄さん・・・。 <!タトローイ> ヨシュア 「エリス・・・おまえは一体どこにい るんだ・・・? <!ヴァン大陸> シウス 「300年後に生きるおまえまで名が 届くような剣士になってやるさ。 シウス 「オヤジも、真紅の楯も、 もちろんおまえもおよびつかないよ うな、なぁ、ラティ! <!アストラル城> フィア 「ラティ、私はおまえのこの気持ちを どうしたらいいんだ? フィア 「・・・300年後? そんなことが信じられると思うのか? フィア 「今でも振り向けば、おまえが現れる ような気がして・・・ フィア 「シウス、おまえは一体どこにいるん だ? <!ムーア大陸> フィア 「・・・ラティ・・・。 <!酒場 若者A 「俺は世界一の剣士をめざすぜ! 若者B 「へっ、なに言ってんだか。 ムリムリ! 若者A 「なんだと?この野郎! アシュレイ 「・・・ラティよ。剣の道は厳しく果 てしない。だが、ヌシならやれると信 じておるぞ・・・! <!シルヴァラント近く> マーヴェル 「兄さん・・・。 <!シルヴァラント> マーヴェル 「私たちはやはり、2度と一緒に なれない運命だったんですね・・・。 マーヴェル 「あなたを追っても迷惑がかかるだけ ・・・。 さようなら・・・兄さん・・・。 <!闘技場> 解説マン 「おぉっと!!挑戦者が現れました! ティニーク 「みんな強い人たちばかりだった なぁ。 ティニーク 「僕も、もっともっと修行して強く なるっス!! ティニーク 「よーし、がんばるぞぉ! <!シルヴァラント岬> ペリシー 「みんな元気ぃー? ペリシー 「ミリーはどお? ペリシー 「ラティ・・・会いたいよぉ。 <!ベストエンディング> 時は少しだけ流れ・・・ マーヴェル 「用意はいいですか? アシュレイ 「300年後じゃぞ。ほんとにできる のかの? シウス 「300年後だぜ。ほんとうにできるの か? マーヴェル 「ええ、魔力付与によって保存性を 高めることも可能ですし。 ヨシュア 「じゃあ、この樹の種を目印にしま しょう。でもラティたち、気づいてく れるでしょうか? アシュレイ 「あやつもけっこう鈍感じゃが、 ミリーがおるから大丈夫じゃろう。 シウス 「あいつもけっこう鈍感だが、ミリー がいるから心配ないだろ。 ペリシー 「あたしはこれ!オカリナを埋める! アシュレイ 「ワシはこれを贈ろう。 シウス 「しょうがねぇ、俺はこれだ。 マーヴェル 「それじゃあ、みんないいですね? <!スタッフロール> <!メトークス山> ラティ 「今度こそ本当のお別れですね ロニキス 「ああ、でもまた迎えにくるかもな。・ イリア 「ふふ。そうならないことを祈るわ。 ミリー 「また、いつでもってわけにはいかな いけど、遊びに来てくださいね。 ロニキス 「そうだな。でも、ロークはこのまま 発展しない文明のほうがいいのかもし れないな。 イリア 「そうね。発展しても空気はよどみ、 水は汚れ、木々は死に・・・。 イリア 「なにもいいことは無いのかもしれな い。 ラティ 「そんなことは無いですよ。その 発展のおかげで僕達は会えたし、 ワクワクするような冒険もできた。 ラティ 「大丈夫です。僕達はロークをよりよ くしていきますよ。 ロニキス 「そうだな。また、そのころ来てみる よ。 ラティ 「じゃあ、また。 ミリー 「もう会えないかもしれないけど。 イリア 「あなた達と旅ができてよかったわ。 ラティ 「これからが僕達の本当の冒険の始ま りなんですよ。 <!ベストエンディング> イリア 「ほんと、その通りだわ。 ラティ 「イリアさん? イリア (あなたと一緒の星にうまれていた ら、私・・・。) イリア (ミリーを大事にしなきゃだめよ。 あんないい子めったにいないんだか ら。) ロニキス 「イリア、いいのか? イリア 「ええ。ラティとの内緒話は、もうお しまい。 ラティ 「・・・・お元気で・・・。 ミリー 「さようなら・・・。 ラティ 「・・・なんか気が抜けたな・・・。 ミリー 「・・・そんな、元気だしなさいよ。 ミリー 「でも、やっぱり気になる。 ラティ 「え? ミリー 「さっきイリアさんとなに話してた の?なんか赤面してたし。 ラティ 「べ、別になんでもないよ。 ミリー 「あーっ何よ! やっぱり変な話なんでしょ?! マルトス 「ミリー!何やっとるんだ? ミリー 「お父さん! ドーン 「あれ?こんなところにこんな樹が あったっけ? ミリー 「あ・・・あ! みんなが・・・私たちに・・・。 </!>