ラティクスについての記述  本作品の主人公。主人公がバランス崩壊を担っているという 昨今でも非常に珍しい位置取りをしているキャラクターです。 ストーリー全体を通して使用することが出来、また、 半ば使用を強制されている側面もあります。  プロフィール(以下は説明書の情報)  名前 : ラティクス=ファーレンス (Ratix Farrence)  種族 : フェルプール  性別 : 男  出身 : ムーア王国領クラトス  身長 : 174cm  体重 : 68kg  年齢 : 19歳 1.クラトスの町に住む若者で、自警団に所属。  ゲーム中の言葉を拾って来るまでもなく、ミリーや ドーンと一緒にクラトスの自警団に所属しています。 詳しくはクラトスの自警団の項で後述します。 2.自警団のリーダーであった父は殉職。  母親 「気をつけてね、ラティ。 ラティ 「大丈夫だって。 ・・・父さんのぶんも頑張るから。  この言葉以外作中では父親の殉職について 言及されていません。冒頭で親分ベアード率いる 盗賊団が町を襲ってきますが、難なく回避します。 この辺りはもう少し描写があってもいいと思いますが。 それともこの辺りが日常になってしまうほど、 クラトスは盗賊の襲撃にさらされているのでしょうか。  一応覇王の攻略本によるとラティの父は 盗賊団のボスと相打ちになり殉職、と書かれています。 当然負けてしまったのでは今のクラトスは存在しない と思いますから、この設定をあえて取り入れるとしても、 もっといい説明がほしいです。  ついでに、父の剣の腕に関する話では 以下のアシュレイとの会話があります。 アシュレイ 「誰に習ったんじゃ?見たところ エダール流剣術に似ているが、細かな 所でずいぶんと違う。 ラティ 「型は父さんに習ったんです。 アシュレイ 「ほう!!既に完成された剣術を より実践的に改良している所など、 よほどの腕前と知識がないとできん。 <中略> アシュレイ 「良い師と、そして血に恵まれた・・ ・ということか。このような所で巡り 会えるとはなんたる幸運・・・。 神よ、感謝するぞ。  ラティクスの父は剣術の知識と技術に関して 非常に高かったことが窺い知れます。 確かに実践を超えて、アシュレイの双破斬より ラティクスの双破斬の方が使い勝手良すぎます。  とにかく、どうやらラティクスが剣術を扱える ようになった年齢で父が殉職したことは確かでしょう。 16歳程度、くらいに考えておきます。 3.平和な毎日に少々疑問を抱いている。  ラティ 「暇って事は、平和ってことだから。  ここに毎日への疑問が投げかけられていて、 これが後のイベントとの鍵となっていると 考えることもできるでしょう。 が、この言葉が登場するのは前半だけです。 個人的にはこれは一つのキーワードであるが故に 後半でこれに呼応する形でストーリーを 締めてほしかったです。 過去のロークは大変だった、 とかファーゲットの民も大変だったとか。  そりゃこのゲームはすっ飛ばしてクリアすれば 3時間弱程度でエンディングを迎えることが出来るので、 3時間の間にローク→地球→ストリーム→過去ローク→ ローク→ファーゲットなんて旅をしていれば退屈なんて 言いようもなかったと思いますが。 4.剣の腕は未熟でも可能性を秘めている。  シウス、アシュレイ両者ともにラティの剣術の可能性を 感じています。 シウス 「一人スゲェ奴がいるんだ。今はまだ 剣の腕は俺より未熟だが、わかるぜ。 才能があるってのはあいつみてぇな のを言うんだ。 アシュレイ 「うむ。月並みに言えば、まだ荒削り だが光るものがあるという所かの。  これはひとえに父とラティ自身の努力、 および成長によるものなのでしょう。