クラトスの町  この町が主人公3人組の出身地であり、 ストーリーの始まりの地に当たります。  位置 : ムーア大陸最南端  人口 : クール村よりも多い、中規模(?)  店  : 武器屋、食料品店、道具屋  この町は過去のロークを見れば明らかなように クラートの村が前身となって発展した町です。 その頃とは大きく進歩し、町並みも一見別の町かと 思わせるほど変化しました。 酒場こそ無いものの、武器屋と食料品店が 新たに軒を連ねることになりました。  若干気になるのが、過去に無かった川が 街中を流れていることですが。  この発展に寄与したものは何だったのでしょう。 クラート村ではこんな発言があります。 男 「この村で採れた果物は世界中で高値 で売買されているんだ。 男 「お、旅人だね。プラムアップルはも う食べてみた?  そう果実の栽培で大きな利益を得た村、 といえるでしょう。今では木々も減少し、 他の産業にシフトしたのかもしれませんが、 その効果もあって今ではクール村より 人口も規模も大きな町となっています。 今では盗賊団にたびたび襲われるほどの 大きな町になっています。   自警団  この自警団、少なくとも父の時代から存続しているようです。 この町は地理的にもムーア王国のお膝元であるポートミスからも 距離があり、国の軍隊を派遣するということは難しいのでしょう。 そこで、自警団を町で作って自ら警護するという形を取っていると思われます。  確認できる自警団員はラティ、ドーン、ミリー、そして所長の4人です。 ミリーの父であるマルトスを含めると5人です。 非常に頼りない自警団ですが、損害がないように思われることから これまでは盗賊を退けることに成功してきたようです。  また、ラティの友人たちも存在するようで、 幼馴染が全員自警団ということはないようです。 ラティと同じような年代でも道具屋の娘で 道具屋で働いているソフィアがいたりします。 また、ラティを気遣い法術師を目指す小さな女の子、 シーナがいたりします。 道具屋の娘 「私、料理も覚えたいけど細工も好き なの。楽器も弾いてみたいけど、 才能ないからなぁ。 ラティ 「諦めるなんてソフィアらしくない ぞ。がんばればきっと隠れた才能があ るかもよ? ソフィア 「そうよね・・・ありがとう、 ラティ。 シーナ 「ラティがケガしたらシーナが治して あげる!キラキラ〜って。 ラティ 「はは、ありがとな。  こう考えると町といっても町人たちの交友関係は 狭く深い付き合いをしているように思われます。 食料品店のフレーゼがラティに野菜が入ったので 伝えておくように、といったように住民相互の 結びつきが非常に強いです。 食料店のおばさんフレーゼ 「ラティ、新鮮な野菜が入ったから お母さんに伝えておいてね。 ラティ 「ええ。 ラティ 「母さん、フレーゼおばさんが 野菜が入ったってさ。 母親 「あら、そう? それじゃあさっそくいかなきゃ。  クール村  一方でこの村は過去のロークより衰退しています。 というのも、前身である「ホットの町」ではなく「クールの村」 と称されるように町から村へと過疎化が進んでいます。 宿屋や道具屋が無くなり、露店も出ていません。 元道具屋の壁に描かれていた旧異種族の壁画すら消えています。  位置 : ムーア大陸中部、メトークス山のふもと  規模 : 過疎化が進む村  店  : なし  過疎化については村の者が以下の発言をしています。 老婆 「この村の男たちはほとんどが出稼ぎ に行っとるんじゃ。 老人 「若者は少なくなるばかり。この村も どうなるのか・・・。  クラトスの町と比べてこの町には産業らしい産業が 過去のロークでも見当たりませんでした。 そのためポートミスへの出稼ぎや、場合によっては クラトスへの出稼ぎなどもしているのかもしれません。 以下、推論。  2都市間の関係について。  クラトスの町は発展しクールの村は衰退した原因として 考えられるのが、産業の有無に他なりません。 クラトスの町には「プラムアップル」に代表されるような 高級な果実があったのでしょう。一方でクールの村は 産業自体が存在しないようです。  クラトスの発達はクラートが発展途上の 村であったことと大きな産業を持っていたことに起因するでしょう。 しかし、疑問となるのがなぜホットの町がクールの村、と衰退したかです。 ホットの町は開拓の前線基地という意味合いが強かったのでしょう。 新天地(=クラート村)とポートミスをつなぐ役割を担っていた時は 人や物を運ぶための中継点という意味合いが強かったと思います。 しかし、輸送技術の発達やクラート村の富裕化によって ホットの町や危険なメトークス山をわざわざ中継しなくても 直接他の町に果実の輸送が行われるようになったのではないでしょうか。 その為ホットの町は開拓地の前線という本来の役割を失い、 独自の産業も持たなかったためにクールの村へと衰退したのでしょう。  この推論の惜しむべき点はクラトスの町、 およびその周辺に船着場がないことですね…。 また、どうも盗賊は南からやってくるようで、 南下すれば盗賊の巣窟があるのかもしれません。  ただし、町の富裕化に目をつけた盗賊が出現したのは 最近のことであり、強力だった盗賊もラティの父の功績によって 弱体化し輸送には大きな問題がなくなった、と捕えると 少し可能性が見える気がします。