システム周りの変更

フィールド関連


フィールドマップの有無

TOPではフィールドマップが存在しましたが、
SOではこれが存在しません。
といっても、SO2では登場するためなんとも言いがたいところがありますが。

ただし、このフィールドマップを排除したことによって、
道中にアイテムが隠すことができ、散策できるようになったのは
個人的に改良点と考えています。


敵の出現率の変更

TOPというかテイルズシリーズは出現率が高めに設定されているように感じます。
私はTOPとテイルズオブデスティニーしかプレーしていないので
早合点は禁物なのですが。
一方でSOでは出現率が他のRPGよりもやや低めに設定されている気がします。
また、移動速度も若干速めになった気がします。

また、敵の出現率を調整するアイテムとしてTOPではホーリィボトル、ダークボトル、
スカウトオーブがありましたが、SOではスカウトのスキルに変更されました。
TOPのスカウトオーブは使いやすいのですが、ホーリィボトルは15個しか持てない上に、
効果時間がそれほど長いわけでもなく、また切れた場合アイテム画面で再度使用しなければ
ならないという非常に面倒なものでした。
この点においてSOの方が冒険が快適になると思います。


移動補助

ダッシュに関して言えばTOPではジェットブーツ、
SOではダッシュのスキルになります。
旅が快適になるのですが、エンカウントもありますし、
長距離を移動するにも手間がかかるので
これだけでは非常に快適とはいえません。

TOPではレアバードが登場し、FFシリーズの飛空挺や聖剣シリーズのフラミーのように
空中でエンカウントなしで移動することが出来ました。
一方でSOにはそれに相応するものがありません。
高速移動でエンカウントなし、といえばバーニィホイッスル、
ひいてはバーニィの存在が思い浮かびますが、
空中から目的地まで簡単に移動できるわけではありませんから、
使い勝手が悪いことは言うまでもありません。
個人的には真実の瞳にこんな役割を期待していたのですが…。


メニュー関連

特技の設定

特技画面も大差ありません。
戦闘スタイルが異なるのでLRに技を配置できなかったTOPでも
斬りと突きに対応したボタンを押すことで異なった技を出すことができ、
それがそれぞれSLのレンジで技を設定できるので
合計4つの技を使用することが出来ます。
技の種類によってSLレンジのどこで使用できるか決まっています。

SOでも技の種類はLRとSLレンジがあるため4つになっています。
また、技の種類によってSレンジとLレンジ、どちらで使えるか縛りがあります。
ただし、リンクコンボを利用した裏技があるため、
この拘束力はあまりないと考えて差し支えないでしょう。

また、魔法使いの魔法もメニュー画面でオートで使用するかどうかを
自由に決められ、使い勝手が非常にいいです。
これはどちらの作品でも同じように設定できます。


奥義に関して

TOPで奥義を使用するためには、
1.奥義書の購入
2.対応する技をマスターすること
が必要になります。
奥義書は各地に点在しており、探し出すのも冒険の一つと言えるでしょう。
一方で対応する技をマスターするためにはその技を100回使用しなければなりません。
これが結構面倒な作業で、虎牙破斬のように使い勝手がいい技ならまだしも、
鳳凰天駆のように使い勝手の悪い技だとマスターするまでが非常に大変です。
また、奥義自体もLレンジ限定となっており連発できるほど使い勝手がいいわけでは
ありません。

SOでは奥義を使用するために
1.奥義書の入手
2.奥義の基となる技を使用することで戦闘中に閃かせること
が、必要になります。
奥義書の数はTOPに比べて著しく少ないですが、一つの奥義書だけで
いくつかの技を閃かせることができます。
また、奥義の閃きはロマサガ2以降をプレー済みなら分かると思いますが、
つらくとも楽しい技の使い方です。
ただし、一部の技はやはり使い勝手が悪く、さらに奥義も使い勝手が悪いという
2重苦にさいなまされるような技も存在し、手放しで喜ぶことは出来ません。


アイテム関連

 アイテムの内容についての類似はこちらのページに飛んでいただくとして、
もっと概論的な枠組みからみてみます。
両者に共通するところはアイテムの詳細とデータをみられること、
アイテムの整頓が非常にわずらわしいこと、だいじなものはそれ専用の
アイテム欄が存在することなどでしょうか。
基本的なつくりはTOPもSOもほとんど同じです。
ただし、SOではアイテムクリエーションが登場したことにより
アイテムの数が飛躍的に増え、また、アイテムクリエーションを行うことが出来ます。
また、アイテムの最大所持数もTOPの15個から20個へと増加しました。
アイテムクリエーションを行うためにも20個くらいは持てないと不便ですから、
この変更は嬉しいです。
ただ、TOPでもホーリィボトルが20個持てれば、と考えたりしました。


ステータス画面

 本当にTOPもSOも同じです。強いて違いをあげるとすると
TOPにはCON、GUTS、STM、好物が存在しない点、くらいですかね。
キャラクターの顔画像があったり、装備品、攻撃力、守備力が現れていたり、
基本的なつくりは一緒です。
ただ、SOでわかりにくいのが横文字でそれぞれ書かれているものが
何に影響しているのかいまいち分かりにくい点です。GUTSとかSTMとかは
ゲーム中にも補足がありますが、CONとかって何の略なんですかね。


セーブデータ画面

両作品とも3つまでセーブデータを保存することが出来ます。
プレー時間、キャラクターのレベルなどが表示されます。
クリア後のおまけが存在しないTOPではクリアの印は特に意味が無いので、
作品間で大差ないように思います。


サウンドプレーヤー

両作品に登場し、ゲームで使われた音楽、SEを聴くことが出来ます。
TOPは特に条件が存在しないので全ての音楽、SEを聴けますが、
SOではゲーム中に聞いたことのあるものしか再生することが出来ません。
これがやり込みのための売りであることは考えられますが、
SO2での発展系を見る限りではあまり度が過ぎないほうがいいみたいです。
ただし、こういった機能をつけている作品はあまり多くない上に、
桜庭氏の音楽は非常に秀逸で聴くに値すると考えているので、
こういう配慮は非常に嬉しいです。