はじめに


 ケツイから始めるシューティングということで、このページではシューティングスキルの上達に CAVE発の「ケツイ」というシューティングを教材感覚で扱います。 シューティングを始めてみたいが、ちょっと一般人には敷居が高いんじゃないか と考えている初心者向けに作成しているページですので、興味がおありなら とりあえず、閲覧してみてください。

シューティングをプレイしたことがないようなプレーヤーが ケツイをクリアできるようになるまでサポートすることがこのページの目的になっていますので ケツイのみのシステム的な部分に触れつつ、シューティング全般(といっても、基本的にはCAVEシューですが) に通用するようなスキル部分も補足していくつもりです。


 まず、シューティングゲームについて

 基本的にシューティングゲームは初心者を完全に拒否するゲームとして有名かと思われます。 ゲーセンに行ってもシューティングを見たことすらない方、結構いらっしゃると思います。 見てても素通りという方も多いと思います。 というか、ケツイという存在すら知らない方のほうが多いと思います。 怒首領蜂って、あの漢字がたくさん並んでるシューティングは知ってるかも…、というレベルの方が 多いと思います。 それくらいシューティングのゲーセンでの地位は低いものです。 さらにプレイヤー人口も格闘ゲームなどゲーセン主力のゲームと比べてかなり少なめですし、そういう意味であまりお手本がいない いてもあれを真似るのは不可能というパターンに陥りがちで結果的にむずい、すぐ死ぬ、先に進めない、何が起こってるのかわからん、と敬遠されがちです。

 が、シューティングゲームで一番面白いのはそこであり、かなり難しいなかで クリアを目指して弾幕を潜り抜けていくのがこのゲームの醍醐味です。 ただし、実際ここにとっつきの悪さがあるので、一般人が1,2回プレイすると基本的に諦めが入ってきます。 しかし、ある程度コツみたいなものがわかると病的にはまっていくという非常に強い中毒性を持っています。 はじめは1面までがせいぜいだったのが2面もクリアできるようになった、次は3面というように自分の上達がわかりやすい というのもハマらせる大きなポイントだと思います。 上達しにくいゲームではありますが、ほかのゲームに比べてわりと目に見えて上達を実感できるのが嬉しいです。 さらに、1週目をクリアするだけでもかなり厳しいというのに多くのシューティングゲームには 2週目という1週目をさらに難しくした難易度のものが用意されています。 やりこみ要素はかなり高いので飽きさせない作りになっています。無論、ケツイにも2週目があります。


 「ケツイ」とは

 とりあえず、ゲーセンにいってみてもケツイを置いてあるゲーセンのほうが稀なゲームなので ある程度紹介を。

 「ケツイ 絆地獄たち」  新・ど本格シューティング!!

 これだけかいと、突っ込みたくなります。が、開発元によるとそういうことなので私的な補足を。 システムに関してはシステム解説で触れるので詳しくは後述しますが簡単に書くと

  • 基本的にシューティングゲームの中でも難しい難易度
  • 2周目あり
  • 弾が曲がる
  • ロックオンシステム
  •  ということで、はっきり言って初心者向けのシューティングではありません。完全に初心者を排除するために作られたシューティングゲームといっても過言ではありません。 パターンが通じないような場面も多々存在しますし。それならむしろ完全な初心者を対象としているエスプガルーダを扱え、という声が聞こえてきそうですが、確かにエスプガルーダは ちょっとシューティングをプレイする分には楽しいかもしれませんが、特徴をあげておくと

  • 弾幕が薄め、かつ遅め
  • 1周のみ
  • 強すぎるバリア
  • さらに覚醒させると難易度が恐ろしく下がる…
  •    というようになっており、やりこんでいってもシューティングスキル自体の上達はあまり望めません。 というか、全般的に楽なゲームなのでやり込みが薄いです。このゲームだけを延々と続けられる、という代物ではないので。 とりあえず、プレイが長続きして、かつスキル上昇を強く望めるケツイを断然お勧めします。確かに エスプガルーダはシューティングの楽しさを味わうためにはもってこいのゲームなんですけど…、ラスボスがほとんどバリア連発で何とかなってしまうあたりがいただけません。 むしろ初心者はやらざるを得ないくらいそれまでとラスボスとレベルが違いすぎます。というか、私は今でもやります。バリア連発ではクリア時の感動が…。

     そこでなぜケツイがいいのか、という点に関して。

  • 弾幕は素直ではないが、弾が出てくる場所はわりと素直
  • あたり判定は実はかなり小さめ
  • 1機Upが多め
  • 表2周目条件はほかのものに比べて易しめ
  • 自機の動きにストレスを感じさせない
  • ロックオンができるため、逃げプレイもある程度可能
  • パターンのみではプレイできないアドリブも必要とする
  •    基本的に自機が思い通りに動かないために投げ出してしまうシューティングは多いと思います。 このシューティングは自機が最も動かしやすいシューティング(私調べ)ですので、 あまりその点では悪くないです。特筆すべきは当たり判定の小ささでしょう。 私のようなケツイヤーが蜂シリーズなどをプレイすると当たり判定の大きさに 違和感を感じることがあります。ケツイなら弾をよけている、という感じが蜂よりも 強く感じられると思います。なんだか自分が上手いかな、という雰囲気を味わえるのも継続のポイントになりますし。

     どうせなので私がプレー済みの他のCAVEシューティングとも比べてみましょう。特に一般的認知度の高い大往生との比較を出してみましょう。

    ケツイ大往生
    当たり判定小さめ。3×3ドットらしいです。大きめ4×4ドットらしいです。
    道中きつめ。ただ、パターンで何とかなります。やさしい方。弾除けよりも切り返しです。
    正解ルートいろいろ。というか、人それぞれになります1本。基本的にヒットチェインさせるため誰でも同じです。
    ボス易しい方。基本的にパターンで何とかなります。かなりきつめ。完全に弾避けのスキルが必要
    完全初心者への配慮弾が曲がる時点で期待は難しいA連打でA-typeのShot強化が決定されるところで皆無

     個人的に大往生のボスキャラはパターンがまったく通用しない上に、かなり厳しい避けを強いられます。 よってボム連射が安定なんですが、これではさすがにスキルが上達しないので…。が、ボムを打たないなら打たないでハエのように落ちていく自機…。 ケツイで基本的な弾除けのスキルを磨いてから大往生に挑戦するほうが望ましいかと思われます。さすがにボム連発では面白くないので…。

     シューティングスキル上達のためのポイントはかなり 抑えられているゲームですので、このゲームがクリアできるようになれば、 CAVEシューティングはかなり上手いレベルまでいけると思います。 さすがになんでも初見でクリアは無理だと思いますが…。


     CAVEシューと彩京シューに関して

     触れ忘れていましたが、縦型シューティングゲームに関しては彩京とCAVEという二つの会社の2大勢力があります。 根本的にシューティングゲームの質が違い、簡単にいうと次のようになります。

    CAVE彩京
    弾幕多め少なめ
    弾の速さ遅め早め
    当たり判定小さくわかりにくい大きくわかりやすい
    エクステンドほとんどない

    私的にはCAVEシューの弾幕美と弾除けが好きなので、CAVEシューをとりあげます。というか、彩京シューの1945は クリアできません、いつも1−3で死んでやる気をなくします。

     ちなみに、ほかのCAVEシューティングに関して簡単に触れておきます。

    首領蜂ゲーセンでまったく見たことがありません
    怒首領蜂素直な弾幕、王道シューティング
    エスプレイド弾幕があまりCAVEっぽくないが、これはこれで面白い
    弾銃FEVERON切り返しを感覚で行えという非常に不条理なゲーム
    ぐわんげあまりにもむずすぎる
    プロギアの嵐横シューですが、横ケツイ(むしろケツイが縦プロギア?)と呼ばれるほど熱い弾幕

     以上6作品ですが、すでにほとんどのゲームセンターには置いていないので触れたくても触れられません。 というか、プロギアおいてください。非常にやりたいです。

     で、以下3つはおいてあるゲーセンもちらほら

    怒首領蜂大往生1〜4面までは何とかなる難易度。が、5面で跳ねる。2周目は完全に狂う。残機没収はひどい。
    ESPGALUDA上述の通り。設置店は多め。
    虫姫さま難易度選択によってさまざまなプレーヤーに配慮しているが、ウルトラは難易度崩壊。

     一応一般的にプレイ可能なCAVEシューは、大往生、ガルーダ、ケツイ、虫姫さまというようになっています。 この中でも一般的な難易度の高さは 虫姫ウルトラ>>大往生>虫姫マニアック>ケツイ>虫姫オリジナル>ガルーダ  となっています。
    さらに独断と偏見で上の6つも攻略難易度(1周オンリー)に加えた場合には

    フィーバーロン≒虫ウル>>ぐわんげ>首領蜂>怒首領蜂大往生>エスプレイド>虫マニ>プロギアの嵐>怒首領蜂>ケツイ>虫オリ>ガルーダ

    と、なります。ケツイがいかに簡単な方か理解はいただけると思います。


    家庭用移植作品

     さすがにゲーセンで湯水のごとく金をつぎ込むのはもったいないと思っている方。 家庭用ゲーム機に移植されたものもいくつかあるので紹介を。

    首領蜂PS
    怒首領蜂PS、SS
    怒首領蜂大往生PS2
    エスプガルーダPS2

     ゲーセンでのプレイを控えたい方はこれらを購入することも検討されてはいかがでしょうか。 ケツイは移植には至っていないのでゲーセンか基盤かのどちらかになりますのが。ちなみに、私はまったく持って家庭用のCAVEシューはもっていないのでどれについても的確なアドバイスはできません。 なんだか微妙に評判が悪いものが多いのですが、PS2版のものに関してはかなりの好評価を得ている様子ですが、どう考えても完全にやりこみプレーヤー向けになっている模様です。もちろん一般人でも楽しめるとは思いますが。 さらに、このページはケツイオンリーなのでほかに触れる気はありませんので、ご理解のほどよろしくお願いします。

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    2004年10月17日 執筆